直接雇用のフルタイム勤務なので安定した収入が魅力
期間工は契約期間が三か月や六か月、一年など定められていますが、会社に直接雇用されるため、契約満了まで安定収入を稼ぐことができます。特に、業績が良い自動車メーカーなどの工場では、期間工の基本給や手当が同年代の正社員と同水準のところもあり、給料の面で不満を感じることなく勤務を続けられます。最近では、期間工の契約を何度か更新した人や、現場で高く評価されている人を対象とした正社員登用が活発なメーカーも増えています。そのため、将来的に正社員になりたい人は、社員の評価基準がはっきりとしているところや、年間の正社員登用者の数が多いところを就職先に選びましょう。
寮に入れば生活費が掛からないのでしっかり貯蓄可能
期間工のために寮を完備している企業は全国に多くあり、毎月の住居費の他に、水道光熱費やインターネットの利用料までサポートしているところもあります。寮の設備や室内の広さなどは企業によって異なりますが、期間工の数が多い大手を中心にプライバシーが確保された個室を設ける動きが見られています。
そうした中、生活費を抑えながらしっかりと契約期間中に貯蓄をしたい場合は、就職活動中にそれぞれの企業の寮の有無や、毎月かかる費用について比較をしてみましょう。また、可能であれば期間工として長く寮に住んでいる人から職場選びのポイントを教えてもらうと良いでしょう。その他、勤め先によって寮の利用条件や、入居ができる人の数が異なるため、無理なく入寮ができる企業を見つけることが大切です。
期間工とは主に工場などで働くときに、限られた期間で会社と直接に労働契約を結ぶ契約社員です。臨時従業員や季節工とも呼ばれています。
